先日、学生さんに 「日本仏教の全体像」 を説明できなかった
ボクがよく理解してなかったのである
… なんてことが頭の片隅にのこっていたので 次の一節には大いに膝をうった
今度からは これを元にいろいろ説明することにしよう (>_<)
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中国の仏教が結局、禅と浄土信仰に集約されたことはすでに述べた。これは日本でも踏襲された。ただ、日本では、チベット仏教と共通する密教も盛んであり、また、大乗の精神を集約したとされる法華経を奉じる天台系の思想、その中世版である日蓮宗も重要であり続けている。
①マジカルな密教、②自力で悟ることをめざす禅、③阿弥陀仏の他力を信じる浄土信仰、④社会全般の救済を強調する法華信仰、と、ある意味で日本仏教は、信仰形態の基本パターンをまんべんなく具えているのである。
中村圭志 『教養としての宗教入門』 202頁
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中村先生のこの本は ポスト宗教概念批判の宗教学による宗教入門として 画期的である、とボクは思う
ご恵贈いただいた一冊で まだ読んでる途中
読み終えたら あらためて紹介してみよう